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【2024年03月29日14:36 】 |
本を読む本
honwoyomu.jpg真面目に本の感想を書こう第二段は、
M.Jアドラー C.V.ドーレン 外山 滋比古 槇 未知子
「本を読む本」
です。

内容は本を読む事について書かれた物。
徹底してどう本を読むかとか、本の読み方テクニックとかについて掘り下げられています。
そんな本読むだけ時間の無駄だと思われそうですが、
この本は有る意味凄かった。

先ず本の読み方を語る前に、「本とは何か」という様な定義からして、この本の突込みは半端ではなく、
「人類が作り上げた知的に洗練された一個の文化の一つの完成形」の様な扱いで本という物を扱っています。

そして、その洗練された「本」という物から何かを得ようとするには、相応に洗練された高度なテクニックが必要であるとし、そのテクニックの基礎となるのが、本書が提唱する「積極的読書」という物。
積極的読書とは、受け身で読書をせず、自ら理解しようと著者の意を汲み取ろうとする読書姿勢。
本文中ではキャッチボールに例えられ、
「ボールを受けるという行動は決して受身の行動ではなく、受け手にはキャッチをするという積極的な行動が必要である」
という風に語られています。
読書とは著者の意図を汲み取る作業であり、幾ら良い球を投げられても、受け取る技術が下手で有れば、得る物は又少ない。という話。

積極的読書の定義以降は、テクニック論という形で、そこから更に発展させたレベル別の読書術が語られており、
最後は、最終的に読書が目的とする物は、人間の精神の成長であるという文章で締めくくられています。

終始テクニック論という形で語られているにも関わらず、相当に哲学的な内容でした。

日本の読書力は年々低下しているという話が良く聞かれますが、
テレビなんかで折れ線グラフ見せられても、何か実感が沸かないもの。
でもこういう本を読んでみて改めて「自分は今まで読んだ本の内容を如何程汲み取れていたか」と考えてみると、相当自分にとっても差し迫った問題の様な気もして来ました。

いかにも有り難そうな本を読む気になって、読書によって求めている物がこの本の言う様に「精神の成長」なのであるのなら、先に900円出してこの本読むのも良いかも。

ブログに載せるには変な物ばかり取り上げてきましたが、今回ばかりは良い物を紹介した様な気がします。

イヤー 本って ホンッとに いいものですねー それでは皆さん
サヨナラ サヨナラ サヨナラ
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【2009年06月16日19:18 】 | | コメント(2) | トラックバック()
コメント
非公開期間中
初めまして。
申し出有り難いのですが、
ブログを始めたばかりで、続けられる自信が未だ無いので、軌道に乗るまでは、一部を除き非公開としてブログの存在も公表していないのが現状です。
続けられる自信が出来たら又その時にでもこちらから伺いますので、宜しく御願いします。
【2009年06月16日 21:12】| | maihime #28926ebfc1 [ 編集 ]
積極的読書
なんか前にどこかの芸能人が”「棚からぼたもち」というのも落ちてくる場所まで自分で取りに行く努力が必要だ。運だけではない”と、カッコイイことを言っているのを思い出しました。
話が少しずれましたが、そこが本の良いところですよね。自分で好きなように考えを広げられるところ^^ どうしてもテレビなんかだと、受身に取りがちです^^;
【2009年06月17日 08:56】| | +.Hello_kitty.+ #35ccfa29fc [ 編集 ]
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