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そろそろまともなブログらしい記事がやって来ました。
本のコーナーです。
今回紹介するのは、
羽生善治著、「決断力」です。
この本は迷った。
谷川浩司の「集中力」とこちらとどちらにしようかなと、
書評を色々見た所、どちらも本のテーマや大体のつくりは同じという事で、こちらの方にしました。
さて、内容ですが、この本はビジネス書として出されている様です。
でも読んだ感想は、この本の内容をビジネスに直接生かせる人は、きっと超一流で「ビジネス界の羽生善治」とか呼ばれそうな人に限られそうです。
全体的に書かれている内容は、著者を取り巻く将棋の世界を広い面から語った物。
将棋の盤面に向かう時の気持ちや、現代の将棋に対する考え方、将棋界の風潮等、
書かれている内容はどれも将棋を指す人には興味深そうな事が語られており、
将棋に限らず勝負事や、集中して頭を使う物になら他の事にも応用出来そうな、著者ならではの生活レベルから構築された勝負術を正直につづっています。
そういう訳で、
ネットで将棋を指していてよく居る、「どうやったら強くなれますか」とか色々な事を高段者に聞いて回りまくる人、
そういう人は、どうせ「簡単な詰将棋を毎日解け」とか「棋譜並べをしろ」とか決まり切った答えを待つよりは、686円出してこの本を読む方が収穫する物が多い様に思います。
でも、この本は一般ビジネスマンに薦めて良い物なのだろうか。
それだけは非常に疑問に思う次第。
本中の各章毎にテーマに沿った事が語られ、所々で将棋の事をビジネスの出来事等になぞらえて、むやみやたらとスケールの大きい話になっているのですが、
どうも将棋の世界と他の世界の話の繋げ方が無理やりに見えてしまい、
将棋等の勝負事と無関係な人がこの本を読んでも、
空手家、大山倍達が宮本武蔵を読んでその気になり発奮した程度の意味でしか効果が無さそう。
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