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【2025年02月26日07:51 】 |
本を読む本
honwoyomu.jpg真面目に本の感想を書こう第二段は、
M.Jアドラー C.V.ドーレン 外山 滋比古 槇 未知子
「本を読む本」
です。

内容は本を読む事について書かれた物。
徹底してどう本を読むかとか、本の読み方テクニックとかについて掘り下げられています。
そんな本読むだけ時間の無駄だと思われそうですが、
この本は有る意味凄かった。

先ず本の読み方を語る前に、「本とは何か」という様な定義からして、この本の突込みは半端ではなく、
「人類が作り上げた知的に洗練された一個の文化の一つの完成形」の様な扱いで本という物を扱っています。

そして、その洗練された「本」という物から何かを得ようとするには、相応に洗練された高度なテクニックが必要であるとし、そのテクニックの基礎となるのが、本書が提唱する「積極的読書」という物。
積極的読書とは、受け身で読書をせず、自ら理解しようと著者の意を汲み取ろうとする読書姿勢。
本文中ではキャッチボールに例えられ、
「ボールを受けるという行動は決して受身の行動ではなく、受け手にはキャッチをするという積極的な行動が必要である」
という風に語られています。
読書とは著者の意図を汲み取る作業であり、幾ら良い球を投げられても、受け取る技術が下手で有れば、得る物は又少ない。という話。

積極的読書の定義以降は、テクニック論という形で、そこから更に発展させたレベル別の読書術が語られており、
最後は、最終的に読書が目的とする物は、人間の精神の成長であるという文章で締めくくられています。

終始テクニック論という形で語られているにも関わらず、相当に哲学的な内容でした。

日本の読書力は年々低下しているという話が良く聞かれますが、
テレビなんかで折れ線グラフ見せられても、何か実感が沸かないもの。
でもこういう本を読んでみて改めて「自分は今まで読んだ本の内容を如何程汲み取れていたか」と考えてみると、相当自分にとっても差し迫った問題の様な気もして来ました。

いかにも有り難そうな本を読む気になって、読書によって求めている物がこの本の言う様に「精神の成長」なのであるのなら、先に900円出してこの本読むのも良いかも。

ブログに載せるには変な物ばかり取り上げてきましたが、今回ばかりは良い物を紹介した様な気がします。

イヤー 本って ホンッとに いいものですねー それでは皆さん
サヨナラ サヨナラ サヨナラ
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【2009年06月16日19:18 】 | | コメント(2) | トラックバック()
決断力
そろそろまともなブログらしい記事がやって来ました。
本のコーナーです。
今回紹介するのは、
羽生善治著、「決断力」です。

この本は迷った。
谷川浩司の「集中力」とこちらとどちらにしようかなと、
書評を色々見た所、どちらも本のテーマや大体のつくりは同じという事で、こちらの方にしました。

さて、内容ですが、この本はビジネス書として出されている様です。
でも読んだ感想は、この本の内容をビジネスに直接生かせる人は、きっと超一流で「ビジネス界の羽生善治」とか呼ばれそうな人に限られそうです。

全体的に書かれている内容は、著者を取り巻く将棋の世界を広い面から語った物。
将棋の盤面に向かう時の気持ちや、現代の将棋に対する考え方、将棋界の風潮等、
書かれている内容はどれも将棋を指す人には興味深そうな事が語られており、
将棋に限らず勝負事や、集中して頭を使う物になら他の事にも応用出来そうな、著者ならではの生活レベルから構築された勝負術を正直につづっています。

そういう訳で、
ネットで将棋を指していてよく居る、「どうやったら強くなれますか」とか色々な事を高段者に聞いて回りまくる人、
そういう人は、どうせ「簡単な詰将棋を毎日解け」とか「棋譜並べをしろ」とか決まり切った答えを待つよりは、686円出してこの本を読む方が収穫する物が多い様に思います。

でも、この本は一般ビジネスマンに薦めて良い物なのだろうか。
それだけは非常に疑問に思う次第。
本中の各章毎にテーマに沿った事が語られ、所々で将棋の事をビジネスの出来事等になぞらえて、むやみやたらとスケールの大きい話になっているのですが、
どうも将棋の世界と他の世界の話の繋げ方が無理やりに見えてしまい、
将棋等の勝負事と無関係な人がこの本を読んでも、
空手家、大山倍達が宮本武蔵を読んでその気になり発奮した程度の意味でしか効果が無さそう。
【2009年06月15日20:29 】 | | コメント(1) | トラックバック()
Ruina 廃都の物語
ruina.JPGフリーソフト紹介第四回。
今回は、ゲームブック風RPG、
「Ruina 廃都の物語」です。
http://homepage1.nifty.com/blackhat/ftotfr/

ストーリー、
主人公が好奇心から、仲間を連れて覗き込む事になった町外れの洞窟。
そこは世界の歴史、そして主人公の出生に関わる秘密を秘めた地下世界への入り口であった。

一風変わったシステムのRPG。
よく有るタイプのRPGの様にちまちま動くキャラクターを操作するのでは無く、
画面上に配置されたイベントポイントをカーソルでクリックする事で戦闘等が起こったり、テキスト形式で物語が進行して行くという物。
各イベントポイントでの選択肢分岐等は、皆で場を囲ってなりきりゲームをするコンピュータ以前のRPGの雰囲気の再現を目指しているらしく、
コンピュータRPGしかやった事の無い私には逆に新鮮味が感じられました。

キャラクターをいちいち動かしてマップ内を移動する手間も時間も省ける為、それが面倒でRPG嫌いな人でも楽しめるのでは無いかという感想。

全体的に面倒臭がり屋で時間が無い人向けのゲームだと思います。
私も面倒臭がり屋なので個人的にはかなり楽しめました。

因みに、このゲームは以下のRPG基本動作ソフトをダウンロードしないと出来ない為、注意。
http://www.famitsu.com/freegame/rtp/
【2009年06月14日21:57 】 | フリーソフト | コメント(7) | トラックバック()
最近のニュース
わずか1週間にして早くもネタ切れ。
いつまで続くのかこのブログは。

という訳で、新しいカテゴリを作成してみました。
テレビで観た最近のニュースについてダラダラと書き連ねてみます。

豚インフルエンザ

豚を仲介したインフルエンザが危険だと話題をさらっているらしい。
マスクの売り上げは二倍以上になったとか。
市役所等では窓口係は皆がマスクを付けて仕事をしているらしい。
未だ大した被害者も出ていないのに凄いしっかりした危機管理意識だと感心しつつ、
同時にちょっと大袈裟で反応が早すぎないかと思ってみる。
まあ鳥インフルエンザの前例が有るので、早く対応出来たのと、
警戒し過ぎて悪い事は無いという事なんだろう。
自分みたいなズボラな人間ではあの対応は無理だなという感想。
今回のインフルエンザはそんなに大被害は引き起こさないだろう。

萌え系

別に今に始まった事では無いが、最近はアニメ系の文化が流行している様だ。
そういえばこのブログも、オッサンが管理しているにしては萌え系要素を含んでいる。
本当に今に始まった事は無いけれど、他の面にも飛び火している様なので書いてみる。
広告関連の仕事をしている人は、社会の流れとか流行に敏感になってそれを表現に取り入れなくてはならないとは良く聞くが、最近のテレビコマーシャルの雰囲気にも萌え系が相当見受けられて来た。
アニメ系の音楽と共に踊るアニメ絵の女の子。
これはきっとアニメ関係の宣伝だと思ったら、アニメと何の関係も無い普通のアイスクリームの宣伝だった。
勿論女の子が商品のイメージキャラクターという訳ではないです。

インターネットが普及して全世界が近くなったという事で国際意識が高まり、
「世界の中の日本」を意識する事が多くなった為に、逆に自国のアイデンティティに対する関心が高まったという事なのか?
そういう訳でか、日本が誇る文化のアニメは勿論、最近はサムライブームとかで戦国武将まで持ち上げられているとか。
このブームはいつまで続くんだろう。
少なくともアニメ系に関しては、どこかで絶頂期を迎えた後、下降線をたどって行く様な気がする。
それは何故か?
何となくです。
その時までに万が一このブログが残っていたら、今度は渋くモデルチェンジしよう。
【2009年06月13日20:44 】 | ニュース関連 | コメント(4) | トラックバック()
B.B.ライダー
bbrider.JPGいつまで続くのか第三回、
今回のフリーソフト紹介は、ストーリー重視RPG、
「B.B.ライダー」です。
http://www.freem.ne.jp/game/win/g01027.html

ストーリー、
主人公、二トスは現代に召還された1200年前の伝説の英雄である。
彼は、自分を呼び出した少女ロウリィの為、英雄としての力を取り戻せぬまま戦いの場に身を投じるのであった。

私は基本的にストーリー重視のRPGというのは嫌いです。
最近のはそうでも無い様だけれど、チマチマ動く二頭身キャラクターがあれこれ動いた所で、
感動も何も有った物でも無いと白ける事が多い為。
でもこのB.B.ライダーの場合は、豊富な表情グラフィックの演出で、上手く引っ張って貰えました。
ゲーム部分抜かして、ストーリーだけ取っても面白かったです。

ストーリーの流れは、ファンタジーというよりは、少年漫画のノリ。
ギャグと奇想天外などんでん返しの展開でよく練られており、キャラクターも凄く立っているので、
こういうのはジャンプ物の少年漫画好きな人がやってみると面白いかも。

休日丸一日開いた程度の時間持ちの人にオススメ。

因みにこのゲームは
http://www.famitsu.com/freegame/rtp/
こちらからRPG基本動作ソフトをダウンロードしないと出来ない為、注意。
【2009年06月12日23:44 】 | フリーソフト | コメント(0) | トラックバック()
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